少し以前に決定がなされていることですが、
配偶者控除が（まさかの）拡大されることになりました。

これまでは

・年収（給与収入額）が１０３万円以下の配偶者を扶養している場合は
満額控除が受けられる。（配偶者控除

・１０３万円を超えると徐々に控除が少なくなり、
１４１万円以上になると控除が一切なくなる。（配偶者特別控除

という制度でした。

 

しかし、平成３０年以降の所得税については

・配偶者の年収（給与収入額）が１５０万円までは満額の控除。

・１５０万円を超えると徐々に控除が少なくなり、
２，０１５，９９９円を超えると控除が一切なくなる。

・もちろん法律婚限定（事実婚は配偶者控除一切なし）

 

「×××万円の壁」なんて、新聞やネット記事でも見かけるのですが、
やはり壁自体をなくすことは難しかったのでしょうか。

※住民税の課税については平成３１年度分から適用予定です。

※配偶者控除が拡大されたといっても、
社会保険の３号被保険者（いわゆる”扶養”）は年収１３０万円までです。
うっかり、１５０万円ギリギリまで働いてしまうと、
別途、健康保険＆年金の支払いが発生してしまいますので
ご注意ください。

（水口）